2008年07月15日
14日より本格作業を開始しました
関係各位には大変なご迷惑とご心配をお掛けしましたが、昨日より夜光貝のネックレス製作を本格的に再開しました。まずは、昨日の午前中に屋外でカット・一次トリミングでネックレス30個分を製作しました。その後は、午後から二次トリミング・240番磨き作業と続け、今週中には30個を完成させる予定です。
当面は、ハート型とティアドロップ型の2種類のパーツを中心に製作し効率化を図るつもりです。
今日は、久しぶりに製作工程の復習をしてみましょうねぇ!!
①カット・一次トリミング
最近では、カッターではなく「ダイヤモンドホイール」という刃物を磨く道具を取り付け、カットと同時に簡単な一次トリミング(荒削り)もこれで行います。
②二次トリミング
一次トリミングは屋外の作業で、しかも、6000回転のダイヤモンドホイールで行うというとても危険な作業です。
そのため、トリミングは屋内でもう一度しっかり行います。
こらは、電動ドライバーに前出の「ダイヤモンドホイール」を装着したものです。
これで、細かいペンダントの形を決めたり、大きな傷を消していきます。
③磨き工程その1
これからは削るから磨くに変わります。
磨き工程の効率化のために、できるだけ機械を使用するようにしています。
これは、電動ドライバー専用のマジックオンタイプの道具です。
このマジック面に60番・80番・120番・240番・400番の研磨シートを貼り付け磨いていきます。
貝の状態によっては60番・80番は使用しないこともありますが、いずれにしても丁寧な作業が要求されます。
④磨き工程その2
この工程では手作業になります。
400番から600番の耐水ペーパーで丁寧に仕上げていきます。
⑤磨き工程その3
このあとは、また機械で作業します。
研磨剤(ポリッシングパウダー)を駆使して2000番以上の傷のない貝に仕上げていきます。
この写真は3000番・4000番・6000番・8000番のポリッシングパウダーと錆取りの「ピカット」という商品です。
この番手は、5月に作業した「特別に硬い夜光貝」を磨いたときに使用したものですが、通常は1000番のポリッシングパウダーがあれば充分のようです。
このパウダーをピカットで溶かし、フェルトで徹底的に磨きこんでいきます。
通常、これで表面の傷はなくなりますが、なくならない場合は3000番も使用します(高瀬貝の底など・・)
⑥艶出し
表面の傷がなくなったら、最終段階の艶出し作業に入ります。
基本は「白棒」と「青棒」ですが、青棒だけでも充分です。
最近は「金ぴか」という商品も出て、ますますいい艶がでるようになっていますが、これは製作者の好みでいいと思います。
Posted by edo at 06:19│Comments(0)
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