2007年11月25日

宝石の加工工程

例によってよそ様のHPのコピですが・・・・
貝の加工と宝石の加工の工程の差について調べました。
基本は同じですが、硬い宝石の場合は機械を駆使して磨きあげるようです。

大割りと小割り
宝石の加工工程宝石の加工工程
切断加工については、大割りと小割りという二つの工程に分けることが出来ます。

1.大割りは大きな石(人の頭位の大きさの原石)を板状に切断していきます。
   大きな原石はこのように、大きなダイヤモンド切断機を使用します。
   この切断機のダイヤモンド歯は直径1メートルの大きなもので、この
   切断機で、原石を使いやすいように板状に切断いたします。
2.小割りは、小割りした板状の原石や小さい原石を作成する石のサイズより一回り大きく切断していきます。
   先の大割りの切断機で板状にしたものや,小さな原石等は小型の
   切断機で加工する大きさに切断します。この小割りの過程でキズや
   中の割れ等の原石の中身を見ながら切断していきます。

原石は母岩で覆われている物が多い為、石を切断してみないと使える、使えないの判断がつかないのです。水晶やトパーズ,トルマリン等の透明石や半透明石等は、切断過程で光に当てて傷のある場所をある程度は外しながら切断できるのですが、トルコ石やラピスラズリのような不透明石は、切断してみないと傷がわからないという石は、まさに賭け事のような物です。


職人の手の感覚で決めていくガードリング
宝石の加工工程
ガードリングというのは、石の形状(ガードル)を決めていくことです。
大きく二つに分類され,人間の手の感覚でするものと,機械(ガードリングマシン)を使うこの二つの方法に分けられます。

人の手の感覚で行うものには,一個ずつガードリングを決めていく方法(1ヶズリ)と、小さい石を張り合わせ棒状にして同時に数個~十数個を一度に加工する(連ズリ)方法があります


カボション加工
宝石の加工工程
トルコやラピスラズリ等の不透明石からムーンストーンやミルキーアクアマリン等の半透明石、或いはスタールビー、キャッツアイ等の光の特殊効果をだすのに適しているカットです。上面がふっくらとした山型となっているのが特徴です。

 カット石のテーブル面にうす山を付ける加工で、光のカット面の反射をレンズ効果でより綺麗に見せることのできるバフトップ加工もこのカボション加工の仲間です。

 鋳鉄製の円盤に溝が彫ってある溝皿と呼ばれる円盤を使用します。この凹部に石を押し当てて山(カボション)を付けていくのですが、このふっくらと綺麗な山をつけるには、製作者の手先の微妙な感覚と長年の経験がないとできないのです。


超音波発振による穴明け
宝石の加工工程
丸玉や切子玉やペンダント、また宝石に各種パーツを埋め込んだりする為に穴明けを行うものです。数珠やネックレス、各種カット石等に小さい穴を明けるのは超音波発振で針を振動させ、同時に研磨材を流し込み穴明けしていくのが主流です。また、石のみでリングやブレスレット用に大きな穴を明ける場合は、コアドリルというダイヤモンド工具を回転させて加工ます。

丸玉加工(筒皿で丸玉加工)
宝石の加工工程
大きい丸玉は、熟練した職人の手により1つずつ丹念に加工されます。最初は角張った原石の角をグラインダーで削り取り、ほぼ丸くなった石を鋳鉄製の筒皿やR皿で研磨材を少しずつ流し込みながら加工していきます。
 
 また、数珠やネックレス等に使用する比較的小さい玉は自動丸玉研磨機を使用して、一度に多量の加工をします



Posted by edo at 13:00│Comments(0)
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